『暇すぎるバイトで時給1500円越え、、、 どういうことだ!笑』
『暇すぎるバイトで時給1500円越え、、、
どういうことだ!笑』
神山でのゆず屋さんも終わり、
短期でお金を貯めたくて、東京に出稼ぎに来てはや3週間。
お金のためだけに働く経験も今しかないと思って
かけもちしてたバイト間の移動時間以外全部、1日20時間以上働いた日もありました。
『睡眠は量より質より、回数』
という名言を胸に。笑
かけもちは
派遣のホテルレストランバイト4現場と
深夜の居酒屋バイトだったんですが、
一番、嫌だったのが、ホテルのバーの洗い場担当。
50席くらいの店内で普段は8割くらいお客さんいるらしいんですが、僕が行く日はいっつも、ほんとーに
『ひま』!!!笑
おしぼりを3袋くらい巻いたら
あとは1時間に1回、食洗機を回すくらい 笑
洗って、かけて、拭いてで5分
55分は休憩。
座っててもいいし、トイレいってもいいし、隠れて携帯触ってもいい。
それで1時間、1500円、、、
どういうことだ!!!
なんのためにおれはここにおるんだろう。
仕事を通じてポジティブな価値を社会に提供するためじゃないのか。
今までのバイトは飲食店で
お客さんのために一生懸命、心と身体動かして、
時給は1000円には届かない。
なんか、すごい、納得がいかないんです。
だんだん腹が立ってきました。
腹たちすぎて、悔しくなったので
本気でやることにしました←笑
携帯のストップウォッチで測りながらおしぼり巻くんです。ちんたらやってたら1袋10分くらいかかっていたおしぼり巻きが、9分でできたんです!!!
やり方変えて、試行錯誤してみたら、
なんと、8分05秒。
つまんない、暇な仕事も本気でやったら楽しくなるんか!
なるほど~。
でした(^^)
でも、ここでまた問題発生!
仕事早くなったから、
暇な時間が長くなるんです。笑
そこで、暇なのが嫌だったので
本気で掃除することにしました。
床磨きから、ゴミ箱清掃、ステンレスの棚についた手垢を拭いて、ウォッシャーの裏側の水垢落として、
キッチンの常勤スタッフの手が届かないところをずっと掃除してました。
トータル3時間くらい。
そしたら、今までほとんど話したことない、30代後半の気強そうな女性のキッチンさんがなんと、仕事くれたんです!
さらに気づいたら、キッチンさんがダクト外したり、壁拭いたり、めちゃ掃除してるんです!笑
お、いい流れきてるきてるって思ったんですが、
やっぱり、お客さんはそんなに入らず、
洗い物はほとんどない 笑
掃除してたら時間になって、
おつかれっした!って帰るときに
今までぼーっと携帯触りながら働いてたときに言われたことがない
「ありがとう」って言われたんです。
「また、大掃除しようね」って 笑
一番、嫌で、めんどくさくて、つまんないと思ってた仕事は
「本気・掃除」
についての学びをくれました。
そんなおっきな学びがついてきて?
時給1250円、朝6~10時は1450円、深夜だと1560円!
社食は朝昼夕、利用可能。
働きたい人いたら、紹介しまーす 笑
なんで、僕がお金を貯めたいかは
また、後日(^^)
【神山の2ヶ月の居候を終えて】
【神山の2ヶ月の居候を終えて】
毎日が昨日と違って、毎日が新鮮な山暮らしと
田舎なのに週2くらいある様々なイベントの日々を終えて、
自分は何を思うのだろうと
自分でも興味深々だったのですが
それはとてもシンプルなことでした。
ーーーーーーー
ママチャリで大阪を出発し、和歌山からのフェリーとヒッチハイクで神山町に到着したのが10月12日。
ホストファザーのサダさんが主催する大望年会が終わり、徳島を出発したのが12月11日。
ちょうど2ヶ月のステイの中で、
ゆずを100キロ収穫し、
もちつきを5回やって、
東京にゆずを2回運びました。
「子どもと遊ぶことがビッグヘルプだから助かるよ」と可愛すぎる2人と日が暮れるまで公園で遊んだり、
50本のゆずの樹を「悠樹、収穫したら好きに使っていいよ」とチャンスをもらい、収穫、加工、販路開拓、値付け、販売まで、「ゆず屋さん」をやったり、
いろーんなことをやらせてもらいましたが、
それができたのは、
自分の全ての挑戦を大きな愛で見守り、
いつも背中を押してくれたホストファザーのサダさんとホストマザーのきーこさんのおかげでした。
感じたことは2つ。
①「とりあえず、やってみる」
『ゆうき、何をやってんの?』
とよく聞かれるから、やったことを箇条書きにしてみたら、50をゆうに超えたました。これ全部を聞きたい人はいないと思うから割愛しますが、
とりあえず、できることやってみて、分かんないとこあったらそこで考えよう。
見切り発車でいいから。失敗していいから。
結局「とりあえず、やってみる」ということが現実を前進させることを実感しました。
②ぼんちゃんとてるちゃん
この2ヶ月、ぼんちゃんとてるちゃんの存在は、本当に大きかったです。
心に余裕がなかったり、
やりたい仕事があったりして、
もっと2人との時間を大切にできたのに。
と反省することばかりだったけど、
「ゆうきー!」「ゆうきー!」
と、いつも真っ直ぐ向かってきてくれる2人には感謝しきれません。
2人のこと思い出して、夜行バスの中で鼻水垂れ流すくらい泣いた自分にびっくり。笑
頭で振り返って何がどうだったよりも、
それだけ心動かされたんだなぁ。
2人の毎日を、素敵すぎるお父さん、お母さんと一緒に見守れたことが、たまらなく嬉しいです。
徳島、香川のビッグファミリーのおかげもあり、本当に充実した2ヶ月を過ごすことができました。ありがとう。
また、帰ってきまーす!
『神山に1ヶ月居候して』
【 石 】
石はいい いつまでも
黙っていられるから
花が散り 蝶が立ち去っても
石は黙って 天を見る
桑原文次郎
3年前100歳で逝去した祖父が残した『石』という四行詩
歩けない、飛べない、泳げない、
食べれない、喋られない
そんな石の
「ない」
を
「ある」
に変える視点の豊かさ。
天を見上げる
ではなく
天を見る
とする視座の高さ。
>>>>>>
小さくなった背中を
椅子に預けることなく、
足が弱くなった古い机に
しゃんと向かう祖父の姿を思い出す。
祖母が亡くなる前から続けていた読経
感謝を忘れず、草木に思いを寄せる祖父は祈りの人だった、と
この年になって気づく
おじいちゃん子だった自分。
◯◯◯
祖父の紡ぐ言葉が、
とてもキレイで、美しいのは
40年以上国語の教師をしてきた祖父の研鑽の賜物だろう。
この詩が載っている詩集『出会い』は祖父が98歳の時に出版された。
当時の自分はクソガキ、18歳。笑
少しは成長したつもりでも
今の自分はまだ23歳。
つい、つぶやいてしまった
「98歳って何歳だよ 笑 」
祖父はその智慧と感性を残したんだと思う。
還暦を超えた4人の子どもたちに、
生活を創り始める孫たちに、
そして、
そのまた子どもたちに。
◯◯◯
家の中で杖を2本つきながら歩く祖父は
老いと共に、「できなくなること」が増えていた。
でも、もっと大きい
「できるようになる何か」
があったのだと思う。
>>>
居候先の神山の家で
水道の蛇口をひねっても水が流れて来なくなり、
水源の工事のために山に入ったことがあった。
採水地まで行く車の道が、四駆の軽トラが上がらないくらいボコボコで
道路の舗装のための、石を集めながら
ふと、思った。
石は祈ってるんじゃないか。
石が、黙って、じっとしているのは
喋ることよりも、動くことよりも、
もっとやりたい
大きな祈りがあるんじゃないか。
石は黙って、天を見ながら、
ぼくの祖父が
子や、孫や、これから生まれてくる子どもたちの幸せを祈ったように
石も地球の未来を思い祈っているんじゃないか。
そう思ったら、
石や岩でできてる大地
みんなが僕たちを
祝福してくれてる気がする。
11月15日、神山に来てはや1ヶ月
そろそろ動き出します!