【リスペクトと感謝をもって一歩ずつ】
旅をしながら、
『リスペクトと感謝を持って一歩ずつ』
というのをいつも心がけている。
リスペクトは「尊敬する」だけど、
それだけじゃなくて
新しい土地に行くとき、
「おじゃまします」
という、その土地への、
その土地に住む人への、
思いやり、配慮を忘れないようにしよう。
出会う1人1人に必ず、高い価値があって、
その価値を「ちゃんと」見れる自分でいよう。
re spect 再び ちゃんと見る。
ちゃんと見れたら、
相手を思いやれる。
相手の価値を認められる。
リスペクトにはそんな意味があると
僕は 思ってます。
そして、
感謝という字の成り立ちは、こうだそうです。
※漢和辞典ーOK辞典より
刺激によって、心が動く。
言葉を放つ。
辞書で調べた、感謝とは
「ありがたい気持ちを表すこと。
また、その気持ち。」
言葉を放ちたいほど心が動くときは、
ありがたいとき。
って、おもしろい。
◯◯◯
タイのおばちゃんが、
道に迷っている僕に声をかけてくれて、
人が溢れる歩道、
3m後ろを歩く僕を何度も振り返り、
駅の切符売り場まで案内してくれた(^^)
☆
1泊450Bのゲストハウス。
おれが朝6時に門の外から見てるのを2階から見て、わざわざ降りてきて、
次を探そうと歩き出したおれに声をかけてくれたオーナーの女性。
値切りできる雰囲気じゃなかったので、
金額を聞いて諦め、
でも、3日後、やっぱり気になって1泊だけ、と思って行ったとき、
「あなたは400Bでいいわ」って。
☆
12キロの山道のトップにある
お寺から見る日の出が最高だからと
朝4:30にママチャリを漕ぎ出す。
ちょ〜序盤、全道程の1/10のところで、やめようと思い、
わき道にそれようとした瞬間、
後ろから聞こえる声、
「おーい、こっちだよ」
日本語が喋れるタイ人の
ロードバイクのおじいちゃん。
まじかよ。笑
と思ったけど、呼ばれたし、
ついていくことに。
ママチャリだし、鍛えてないし、ヘタレだし、
これ以上やると肺が限界超える!!!
と思ったから、
「ゆっくり行くけん、
先行ってください」
と言って押し始めると、
おじいちゃん、
ゆっくり漕いでくれてる。
「がんばれ。
待ってるから一緒に行こう」
とでも言うように。
途中で、ギブアップする気マンマンでスタートしたチャリ。
ずっと続く上り坂を、2時間かけて、登れました。
おじいちゃんのおかげで、最後まで。
☆
有り難い。
と、心震える体験は、
思いやりという温もりを感じると同時に、
できない自分の至らなさを
感じさせてくれる。
だから、こそ、
「次は自分が」
という原動力になる。
◯◯◯
タイは仏教の国。
いたるところにお寺がある。
観光地もだいたいお寺。
しゃんと背筋を伸ばしたくなる
そんな雰囲気が好きで、
旅先でお寺を見かけると
いつも手を合わせたくなる。
そのときに心に思うのは、
お願い事!!!
じゃなくて、
八百万の神様と繋がって、
いま、ここに、じぶんが、
在ることへの感謝だった。
身体を持って、
ここに在る。
なんて不思議で、
なんてありがたいんだろう。
☆
そう思うときの
「ありがたい」
に漢字を当てるなら、
「在り難い」
の方が、
僕は、しっくりくる。
「在」という字は
「まさかり」の象形と
「川の氾濫をせきとめるために建てられた良質の木」の象形で、
「災害から人を守るために存在するもの」
という意味だったらしい。
木は存在することで、
川の氾濫をせきとめていた。
ここに在りながら、
何をしよう。
いま、ここに、じぶんが
在ることが、原動力になる。